子どもに何気なくかけていることばは子どもの心を作っています。
もっと言うとそれが子どもの行動も決めているのです。
子どもに
「これはだめ!」「あれはダメ!」
と否定形の言葉をかけ続けると子どもの心は自分も他者も否定する心が育まれます。
でも言葉を変えて、
「こうするといいよ〜」
「これやるといいらしいよ〜」
と肯定形の言葉をかけると子どもは未来を明るく見通せるようになります。
ご相談でよくあるのが、
「子どもが言うことを聞かない」
です。
そう言う場合、お母さんが、
「〇〇しなさい」
「〇〇してはいけない」
と言っている場合がほとんどです。
具体的な例を挙げましょう。
お子さんが朝ごはんを食べないとします。
あなたならなんと言いますか?
「ご飯食べなさい」
「ご飯食べないと力が出ないよ」
「なんで食べないの?」
ですか?
これは強制、決めつけ、指示、否定ですね。
これを
「ご飯食べると集中力が増すみたいだよ〜」
「朝ごはん食べると元気が出るみたいだよ〜」
「朝ごはん食べると疲れにくくなるらしいね〜」
と言い換えてみてください。
先程の「ご飯食べなさい」は子どもに一直線に向かった言い方です。
でも「ご飯食べると集中力が増すみたいだよ〜」はストレートに子どもに向かっていません。
どこかで聞いた情報をお母さんがただ発信してるだけなんです。
すると子どもは、直接自分に言われたという気持ちが軽減され、腹が立たなくなります。
もちろんこれを一回言うだけで食べるようはならないかもしれません。
体調的にお腹が空かない場合もありますし。(この場合は、また別のアプローチがありますが)
ですが、手を変え品を変え、こう言うふうに伝えていくと、いつの間にか呪文のように、潜在意識に刷り込まれていき、いつの間にか少しずつ何かを口にするようになります。
そして、朝ごはんを食べて行った時に「食べてるじゃん!」とその時は言わないでいいのです。
嬉しい気持ちはわかりますが、そこで言うと、また食べなくなったりします。
言い方はすこしコツがありますが、概ね、しれっとしておいて、食べ始めるようになったら徐々に食べるものを増やしていくと必ず食べられるようになってきます。
これは我が子3人で実験済みです。
ことばは親が言いたいことをただストレートに言ってもなかなか子どもは受けとらないので、言い方を変えて、呪文のようにさりげなくかけてあげるのが結果的に子どものこころに届くのです。
ことばってとっても不思議です。
呪文のように魔法のことばを子どもにかけてあげることで子どもの心は少しずつ回復して、強くなり折れにくくなっていきます。
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