我が家の長男は元引きこもりです。
高2で不登校、その後通信制高校に転向するも、昼夜逆転の生活となり、昼間は寝て、夜起きている生活が続きました。
ちょうどその頃、我が家に全盲の方を1週間お泊めするする機会があり、(こういうのもご縁なんですよね)同じように引きこもり体験のある方に「なぜ昼夜逆転するのか」のお話をする機会があり、
なるほどな、と思いました。
*これはまたの機会に!
世間一般的には「引きこもり」というと、「ええええ?やばいじゃん!」「将来どうすんの?」なんて言われがちだと思いますけど、私はもうこの時点では
そんな風に微塵も思わず、「ああ、自分と向き合う時期だからいいんじゃない。どうせ一生引きこもるなんて到底無理だし、飽きるからトコトン気がすむまでやるといいよー」なんて呑気なことを言っていたわけです。
そのうちに、これまたご縁である若者支援団体にご紹介をいただき、その団体に参加し、石垣島そして北海道へ半年行きました。
ある日電話で「あのさー、おれドイツ行こうと思ってる」と言われ、
「いいんじゃない。いけばー。行けばなんか面白いものあると思うよ。まあなくてもいいし、とにかく行ってみたら?」っていうわけで本人本当に目指しちゃいまして、バイト料を数ヶ月でうん十万あっちゅうまに貯めちゃいまして、出発したわけです。
英語力ゼロで。。。。。
行く前に「何か目標持った方がいいのでは?」というアドバイスもいただきましたが、それに縛られる旅より、本人が何かを五感で感じる方がいいと思ったので、「行けばなんか面白いから、瞬間瞬間を思いっきり楽しんできてね」
とだけ話し、送り出しました。
そして無事に昨日、帰国しました。
色々なことを経験したのだと思います。
◆初めての一人旅
◆バックパッカーの宿
◆ドイツ国鉄での移動
◆クリスマスマーケット(これがメイン)
◆中世の面影を残した建造物
◆ドイツソーセージ
口数そんなに多い方ではないのでまだちょこっとしか教えてくれませんけど、いいんです。
・コンビニと自販機がなくて困った
・水が硬水がほとんどで困った
・タバコが分煙されてなくて匂いが気になった
などちらほら旅の良し悪しを教えてくれています。
「そういえば、前に引きこもっていたねえ」てな感じになっています。
人間っていつからでも変われるんですよね。
3週間、あっという間でしたが、ぐっと成長したように見えます!